負のスパイラルを断ち切る!~日本赤十字社のトピックスより

Byイチハラカヨコ

昨日、色々とコロナ関連の調べ物をしていたら、
日本赤十字社の↓こんなトピックス投稿に出会いました。
行動心理の観点から感染拡大のメカニズムを紐解いています。
ぜひぜひお読みください。
ひざを打つこと請け合いです。

感染するのは『ウィルス』だけではなく、
見えないウィルスに対する『不安』も、
さらに不安からくる『偏見・差別』も、
ウィルスのように伝播していってしまう。。

本来の敵は見えないウィルスのはずが、
その不安からわかりやすく『見える』誰かを敵にすり替え、
ディスることで安心する。

これを読んで、ワタクシひとつ前の記事で思わず若者たちに握りこぶしを作った自分を反省しました 笑

うーん、なるほど!
これぞ人間。
これは現在進行形のウィルスの話ですが、
例えばいじめや虐待、ハラスメントなど人間関係の中で起こる問題すべてに当てはまることとも言えますね。
私たちはどれだけの負のスパイラルに囲まれて生きているのだろう…

現在のような非常時、多くの方が不安に苛まれたり感情の振り幅が大きくなったりと、心のビジー状態になっているのではないでしょうか。

↑そんなときは上記投稿の中、3つの『感染症を防ぐために』の項目を丁寧にチェックしてみるといいかも。

自分をニュートラルに戻すのに役に立つと思います。
これ、普通の生活の中でも使えそうだなぁ。

☆☆☆

負のスパイラルを断ち切る。
これ、発声を整えていく上でも重要なテーマです。
(…と、ボイトレの話に強引にこじつけてみるの巻 笑)

発声に問題を抱える時、
うまく歌えなかったり音が外れたり声がひっくり返ったり~の裏には、
何らかの要因で入ってしまうのどの『力み』があります。

声が低音から高音に移り変わっていく過程で、
声帯が縦方向に伸びるのに伴って周辺の筋肉の動きも移り変わっていきますが。。

その途中筋肉がスムーズに動かないと、どーーにも音程が当たりづらいポイントが出現します。

ん?声が引っかかる、なんか出しづらい。

。。と、感じた時人間何をするかというと、無意識に力で補おうとします

力で補う⇒筋肉が柔軟に動かなくなる⇒やっぱり出しづらい⇒もっと力で補う⇒ますます筋肉が……

はい☆かくして発声の『負のスパイラル』無限ループの出来上がり!

これは体全般に言えることなのですが、
無駄に力を入れてしまうと筋肉はガチッと固まり自由度を奪われ、関節などの可動域を狭めます。
ストレッチの時には「んっ」と息を詰めずに、呼吸しつつリラックスを促しながらやりますね。
力んだままだと本来伸ばしたい部分がうまく働かなかったり、無理がかかって筋肉傷めてしまいます。

発声においても全く同じことがいえるのですが、
何せのどの中なので可視化できず、どう動いているかも分からないため、
無自覚な癖として力みが入ってしまうこともしばしばあります。

基礎発声を整える上で、
いかにそれを解きほぐし、自覚下に置き、柔軟な動きを身につけていくかが、
負のスパイラルからの脱却につながっていきます。

☆☆☆

で!
また最初の話。
改めて↑上の『第二の感染症(不安)に振り回されないために』のページを見てみると、

まずはリラックスして、自分をみつめる

…的なことが書かれています。
まずは『不安』で心を懲り固まった心をほぐす、
あらボイトレと一緒じゃん、と実は思ったのでした。

物事を改善したり好転させたりすることのしくみは、何であれ同じ原理なのかも知れません。

最後に。。
『不安』は自己防衛本能の現れ。
だから不安になること自体はいけないわけじゃない。
問題は、不安に『呑み込まれ』てしまうこと。
こいつが『差別・偏見』などのバイアスをかけ、
一度バイアス眼鏡がかかると全部眼鏡越しの景色しか見えず、
その景色が歪んでいることも自覚できなくなっていきます。

だからこそ、心を柔らかく、柔らかく。
しんどい時だからこそ、不安ちゃんの存在を認めて優しくケアしてあげるのが大事なのです。

そう、ボクらのように柔らかく。もふもふ。
やわらかいにゃんこ。
お役に立てていただけますように。

KAYOKO
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