あなた声は大丈夫⁉︎喉のヘタレパンデミックから身を守ろう!
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
そんな中でWEBレッスン、さらりとスタートいたしました。
(詳細はホームページ見てね♪)
自粛中にあたり、我が家の生活スタイルもガラッと変わり、
日々の時間の使い方も全く変わっているため、
レッスンもゆったり、のんびりペースで組んでいます。
4月中はそのための準備に追われ、
ホームページを改変したり生徒さん向けに自粛中のレッスン用動画を自分で編集して作ったりと、
バタバタしていたわけなのですが…
いやいや。慣れないことはするもんじゃございません。。
この作業が思いのほか大変で、あっという間にエネルギーを使い果たしました(笑)。
動画を作ってみて、私は生まれて初めてYouTuberを尊敬しました。
編集作業ってほんとにすごく大変!
結論。
これはアタシの仕事じゃない。
今後は人にお任せしようと、固く誓ったのでありました(笑
世の中のYouTuberを夢見るちびっ子達!
その道のりは険しいぞ。がんばりたまえ。
☆☆☆
ところで皆さん!
歌は、歌えてますかーーーーーっ‼️
カラオケルームも空いていない中、
思うように歌えない、
家の中ではちょっと…という方も多いのではないでしょうか。
先日あるテレビ番組の中で、運動学の専門家の方がこんな話をしていました。
「コロナ自粛の水面下で、
今静かに筋力低下パンデミックが起こっている」
外出を控える中運動量が少なくなり、筋力がじわじわ衰える。
うーん確かに。うちの旦那様は電車通勤時に1日10,000歩歩いていたと言っていましたが、現在リモートワークで在宅のため運動量が激減しています。
そう、これは声にも当てはまる!
●気をつけよう!のどの筋力低下
声の動きを司るのは筋肉。
なので、使ったら使ったなりに鍛えられるし、
使わなければ使わないなりにヘタレていきます。
これについては、以前もブログ↓に書いています。
声が思うように出ない理由〜使わないと痩せてしまうよ、という話
特に歌を歌う場合。
普通にしゃべったり、会話をするのが生活動作に相当するならば、
歌を歌うのはダンスを踊るのと一緒です。
喉の内側的な動きとしては、
会話の中ではありえない音のアップダウンがあり、
さらに普段とは違う言葉の動きや声の太さのコントロールには一歩大胆な動きが要求されます。
それはいずれも、
「伸ばす」
「拡げる」
と言う動作。
そのため歌を歌う上で、喉筋肉の柔軟はとっても大事です。
筋肉ちゃんには、1つ特徴があります。
「伸ばさずにほったらかしておくと、
約3ヶ月でそのままの状態で固まる」。
はいーーー。
だから友達に誘われて数年ぶりにカラオケに行ったら、
全然思ったように歌えなかったの〜〜(泣)、と言う事態が起こります。
この状態から柔軟性を復活させるには、一定の苦労が伴います。
いちど固まっちゃった体を柔らかくするのも、大変だものね。それと一緒。
●知っておこう!声の衰えに潜む危険
ここからは、ちょっと怖い話。
この自粛期間で、
人と会ったり会話する時間がめっきり減ってしまった…と言う方。
注意しなければいけないことがあります。それは、
声帯萎縮(せいたいいしゅく)。
通常、声帯は左右ピタッと閉じて合わさり息の力で振動し音が出ますが、
加齢による筋力低下により縮こまると、
合わせることができなくなり隙間が開きっぱなしの状態になります。
声を出すと隙間から息が混ざってしまうため、
ハリのある声が出なくなったりかすれ声(嗄声)になるなど、発声に影響を及ぼします。
「あーーーー」とまっすぐ声を出した時に、
途中で声を維持できずにかすれてしまうようなら、要注意。
男女どちらにも起こりますが、症状は男性のほうに顕著に現れやすいです。
(お仕事のリタイア後に会話量が激減し、急激に声が衰えてしまうと言うケースがありがち)
この声帯委縮、声の質の低下、衰えと言うこと以前に、
もっと怖いことがあるのです。
それは誤嚥(ごえん)のリスクが増すこと。
声帯がピタッと閉じないことで、
その隙間から喰べ物や飲み物が誤って気管に入りやすくなります。
コロナの肺炎も怖いですが、
この誤嚥が原因の肺炎がかなりの割合を占めていることも、
最近では周知されてきましたね。
こうなると声だけのことですまされない、もはや生きるか死ぬかの話。
予防のためにも歌を歌うのははとても良いことなのですが、
でも今それがなかなかできないのよ〜言うあなたへ。
とっておきの方法を伝授しましょう。
それは!
エアーボーカルーーー‼️
ちゃらららっちゃらーーん(ドラえもんのBGMを頭の中で流してください)
…
今、
この人まじで言ってる?って思ったでしょ。
ええ、マジですとも。
手順は以下の通り!
さあ!やってみよう!
①大好きな曲を1曲選ぶ
やはりここは、歌っているとテンションが上がるものが良いでしょう。
どちらかと言うとダイナミックな曲がお勧めです。
②ヘッドホンかイヤホンを使って、曲を聴きこむ
どんなによく知ってる曲であっても、この手順は外してはいけません。
この時に大事なのは、お口にチャックで聴くことに集中します。
できれば目を閉じて、その歌手の人がどんなふうに喉を動かして歌っているんだろう、この微妙なニュアンスはどうやって出してるんだろう…と想像しながら聴き込みましょう。10回や20回当たり前!
すると、あら不思議。
あんなによく知ってるはずの曲なのに、
新たな発見や自分が勘違いして覚えていたところなどに気づくはず。
音の隅々までよーく聞いてください。
③そのまま、人から見えないところに移動
…いや、家族に見えててもいいと言うならそのままでも構いません。
(おそらくそういう方は家の中でも歌う場所には困っていないであろう…)
④曲に合わせてガチのエアーボーカル‼️
そのままイヤホン、ヘッドホン使用がベターです。
声は出さず、エアーで歌っている動きをします。
ガチですよ。中途半端はだめ!
今この歌は私が自分の声で歌っている。。と勘違いしそうな勢いでどうぞ。
コツは、喉の奥まで立体的に使おう、と心がけること。
必要なら振り付けもつけてください。どっぷりつかりこみましょう。
☆☆☆
冗談みたいに聞こえるかもしれませんが、
これ、私が以前声帯結節を作ってしまい歌の練習ができなかった時に、
筋力低下防止のために実際にやっていた方法なのです♪
当時約1ヵ月ほどまともに歌うことができませんでしたが、
このおかげで声帯が回復した後は問題なく、
それどころか高音は以前よりも楽に出せるようになっていたほどでした。
歌おうとすると『声をどう出すか』ということに囚われがちですが、
それを支える周辺を『どう動かすか』も実に重要なのです。
ガチのエアーボーカルで、大胆な動きを喉にさせてあげることで、
思わぬスキルアップの可能性もありますよ。
ぜひお試しあれ!
☆☆☆
オマケ。自粛期間中はこんなことにも気をつけましょう。
①運動量の減少による、横隔膜の筋力低下
運動量が少なくなれば、自然心肺能力も落ちます。
腹式呼吸に欠かせない横隔膜も筋肉なので、やはり動かなければ動かないなりにヘタレます。適度な運動を!体幹を整えるトレーニングがお勧めです。
②顔のたるみ!
会話量が減る、歌う回数が減る。てきめんに表情筋ヘタレます!
表情筋の張りの良さ、柔軟さは声の質にも影響を及ぼします。
意外と侮れないのです。
毎日鏡に向かって笑顔〜❤️とか、
漫画の笑った口のイメージで『あ・い・う・え・お』と言ってみるなどなど、
表情筋も運動させてあげましょう!
声をあげよう。(エアーでもいいから)歌を歌おう。
カヨコ。
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