『地声で歌いなさい』と言われたら、どうしたらいいの?①
カヨコです!
今日の話は、レッスンで実際にあった出来事から。
先日、レッスンに来た高2の生徒ちゃん。
彼女が目指す進学先候補の中に、
ある音楽大学のポピュラー音楽学科があるのですが、
先日その学校のボーカルレッスンを、オンラインで受講したそうです。
今、大学や専門学校の生徒獲得合戦は凄まじく、
進路決定前の高1・高2の段階からオープンキャンパス(学校見学)を何度も開催したり、入学前にレッスンを受けられたり、
※うちの息子くんが専門学校を目指していた時もそうで、ある学校は何に数回のオープンキャンパスがあり、茂原駅から無料送迎バスが出ていました。しかも夏休み中の2日間のプログラムで最後にZepp東京で演奏させてもらえるという、超豪華合宿が何と無料‼️
…しかし散々通っておきながらその学校を選ばなかったという(爆)奴はなかなかのバチあたりです。
ただ現在このような状況なので、
大学自体がまだ通常の授業はできていなく、
学生さんたちはオンラインで授業している状態とのこと。
オープンキャンパスも予定はされていたものの、
中止になってしまったそうで、
レッスン体験もオンライン。
で、その生徒ちゃん。
レッスン室に入るが早いか、質問が飛んできました。
地声で歌え、って言われたの。
先生に教わったのと言われることが全然違って、
歌い方変えて練習してたらのどが今ヤバくて、
ちょっとどうしたらいいのかわかんない。
はい。
これ、あるあるです。
以前にも、専門学校のボーカルコースに進んだ子から同じような相談を受けたことがありました。
複数の先生に教わると、
違うことを言われて戸惑う、これはよくあること。
しかも、です。
私の教えているボイスィーフ・メソッドは
基本的に『裏声を鍛えていく』という方向のボイトレ。
あらら❓真逆。
混乱するなというのが無理な話です。
『地声で歌って』
これは別に間違いではなく、
ポピュラー音楽のボーカルにおいては要求されて当然のこと。
そりゃそうです。
クラシックのような歌い方でJ-Popの曲を歌ったら、
ハッキリ言って変。
しかぁし‼️
この『地声で』という言葉を
額面どおり受け取ってしまうと、
喉にトラブルを起こしかねないのです。
2回目のレッスンの時に要求に応えようとして地声で歌っていたら、その生徒ちゃんは喉が痛くなってしまったと言ってます。
痛みを伴う発声が、適切であるはずがありません。
歌っていてのどが痛くなる・疲れる・違和感がある時は、
発声の何かがうまくいっていないサインです。
では、どこに問題があったのでしょうか?
これは彼女と同じように、何かを目指して歌を習おうとしている人に是非とも知っておいて欲しい話。
そもそも
『地声』って何?
『裏声』って何??
これを正しく理解するのが大事です。
ひとつしかない大切な声を守るために。
次の記事で、徹底解説。
☆すごい!タイムリー!
いらすとやでテーマに合った素材を探してみたら、
こんなの見つけちゃいました。
声をあげよう。歌を歌おう。
今日も明日も、声美人でいこう!
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