声が思うように出ない理由~使わないと痩せてしまうよ、という話①。

Byイチハラカヨコ

記:2011年5月24日~28日
こちらの記事は5月末に書いたものを読みやすく再編集したものです。

若い時と同じように歌おうとしても、
声がうまく出なくて歌えない。なんとかしたい。


コーラスやカラオケで歌に親しんできた方たちが、
そう言って体験レッスンに来られています。

ご年配の方は、やはり切実な悩みを抱えていらっしゃる場合が多いです。



生徒さんが実際におっしゃっていた例をあげますと・・・


『病気で一時全く歌えなかった時期があり、
直ってから再びコーラスを始めたものの、声が思うように出なくなった。』

『定年退職してから、
カラオケで歌うことも大きな声を出すことも減り、
前は歌えた音域が出なくなってしまった。』


声は、衰えます。

原因はいろいろあり、
この生徒さんたちの場合も複合的な要因があると思われるんですが、

今回はそのひとつを解説します。


さて、この方たち。

“声を出す頻度が減った”という共通点がありますね。


是非、このことを覚えておいてください。

『声帯の動きは、
それを支える周辺筋肉によってコントロールされている』


人間、運動不足だと筋肉がだんだん衰えてきます。
そして一度落ちた筋肉を元に戻すには、
時間をかけて鍛え直さなければいけなくなりますよね。

『声が痩せちゃった』感じがする、なんて言い方がありますが。

声は使わないと、
文字通り痩せちゃいます。
つまり、筋肉が痩せちゃうんですね。


で。

「自分はまだ若いから大丈夫」

なんて思ったら大間違い。
これ、実は年配の方に限った話ではありません。


あなたの声は大丈夫?


②に続きます。
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