声を傷めないためには①~その発声はトラブルのもと

Byイチハラカヨコ

記:2011年5月30日
※内容を再編、加筆してあります。


前回の記事で、

●無理な大声、のどに必要以上の負担がかかるような声の出し方はしない。

という注意点を挙げましたが、
今回のはそれに関係する話になります。

以下、私のところに体験レッスンを受けに来たご年配の生徒さんが、
実際に訴えていた声のトラブルです。


『歌の発表会のために大きい声で歌を練習していたところ、
今まで歌えていた高音がかすれて、
全く出なくなってしまった。』

『年を重ねるとともに声がかすれ、
低い音域を歌おうとすると完全にかれて声にならない。』


こちらの生徒さん、どちらも演歌がお好みなんですが、
その歌い方には同じような特徴がありました。

それは、

地声を強く押し出すように歌っていたこと。
…言葉で言うと伝わりづらいんですが、イメージ湧きますか?

それも少し高い音域の方まで、
地声で力を込めながら、
張り上げるように声を出そうとしていました。


さて。


『歌ってるとすぐのどが痛くなっちゃう』

という方、いませんか?


または、

『高い声を出すと、すごくのどがしんどい』

という方、いませんか?


自分の歌い方を、よーく振り返ってみてください。

同じように、地声で力入れて歌っていませんか?


そう、この『力む』という癖。
これが、声トラブルの大きな原因のひとつ。


前述の生徒さんたちは、
なぜ声がかすれたり、出なくなったりしてしまったのでしょう?

続きます♪
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