声を傷めないためには③~プロの歌い手さんたちは、何が違う?
記:2011年5月30日
※内容を再編、大幅に加筆してあります。
…ええ。これも、ほぼ書き下ろしです(笑)。
レッスンの中で生徒さんが何か曲の練習をする時には、
その原曲で歌手がどのように歌ってるかよく聴いて、
それを参考にしながら進めていくことがあるんですが。
そのとき、よく生徒さんに伝えることがあります。
それは、
「ほら、○○さん(←原曲歌ってる人)全然力入れて歌ってないよ。
この声の軽~い動きを、よく聴いてね。」
そ~なんです
歌のジャンルや特徴によって違いがあり、
全部の歌手が…というわけではなのですが。
『一瞬地声に聞こえるんだけど、
実際はもっと軽~いフォームで、
響きを地声っぽく聴かせてる声』
…を、使っている場合が多々あります。
この、地声と裏声の中間的な歌い方のことを、
『ミックスボイス』
と、呼んだりします。
ボイトレをやっている方には、すでにお馴染みの言葉かも知れません。
…こういうブログのAds広告には、
時々この言葉が出てきますよ~。↖左カラムの上の方に(笑)。
実際にはこのミックスボイスの使いどころも人それぞれで、
地声・ミックス・裏声を器用に切り替えながら歌う人もいれば、
下から上の音までほぼミックスで歌い切っちゃうようなタイプもいます。
で。
J-POPや歌謡曲・演歌の曲などを、よ~~く聴いてみると…
●音を動かしてる時の発声は基本的に軽く。
●ちょっと濁った感じや力の入れどころを、要所要所に混ぜ込む。
…って感じで歌ってる場合が多いです。
(重ねて言いますが、全部の歌手が・ではありません。)
一度お手持ちのCD、何でもいいです。
じっくり歌い方に耳を傾けて聴いてみてくださいね。
しかしこの『軽く』という感覚が普通はなかなかわかりません。
聴こえた印象が『地声』だと思えば、地声で歌っちゃうのが人情。
…というか、そもそも大多数の人は『ミックスボイス』なんて概念ありませんから、
そうなってしまうのが当然といえば当然です。
前出の、演歌がお好みの生徒さんたちのお話に戻ります。
以前は演歌歌手には民謡出身の人が多くいて、
裏声っぽい裏声をあまり使わず、
高い音まで張りのある『地声』感の高い発声をする方が多くいたように思います。
でもやはりベースの動きは軽いんですね。
でなければあの細かい節回しはできません。
しかしこちらの生徒さんたちは、
そこを力でねじ伏せるように作ってたもんですから、
ある意味すごいっちゃすごいんですが(笑)、
のどに負担がかからないはずがなかったわけです。
まだ終わりません(笑)。④へ♪
※内容を再編、大幅に加筆してあります。
…ええ。これも、ほぼ書き下ろしです(笑)。
レッスンの中で生徒さんが何か曲の練習をする時には、
その原曲で歌手がどのように歌ってるかよく聴いて、
それを参考にしながら進めていくことがあるんですが。
そのとき、よく生徒さんに伝えることがあります。
それは、
「ほら、○○さん(←原曲歌ってる人)全然力入れて歌ってないよ。
この声の軽~い動きを、よく聴いてね。」
そ~なんです

歌のジャンルや特徴によって違いがあり、
全部の歌手が…というわけではなのですが。
『一瞬地声に聞こえるんだけど、
実際はもっと軽~いフォームで、
響きを地声っぽく聴かせてる声』
…を、使っている場合が多々あります。
この、地声と裏声の中間的な歌い方のことを、
『ミックスボイス』
と、呼んだりします。
ボイトレをやっている方には、すでにお馴染みの言葉かも知れません。
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実際にはこのミックスボイスの使いどころも人それぞれで、
地声・ミックス・裏声を器用に切り替えながら歌う人もいれば、
下から上の音までほぼミックスで歌い切っちゃうようなタイプもいます。
で。
J-POPや歌謡曲・演歌の曲などを、よ~~く聴いてみると…
●音を動かしてる時の発声は基本的に軽く。
●ちょっと濁った感じや力の入れどころを、要所要所に混ぜ込む。
…って感じで歌ってる場合が多いです。
(重ねて言いますが、全部の歌手が・ではありません。)
一度お手持ちのCD、何でもいいです。
じっくり歌い方に耳を傾けて聴いてみてくださいね。
しかしこの『軽く』という感覚が普通はなかなかわかりません。
聴こえた印象が『地声』だと思えば、地声で歌っちゃうのが人情。
…というか、そもそも大多数の人は『ミックスボイス』なんて概念ありませんから、
そうなってしまうのが当然といえば当然です。
前出の、演歌がお好みの生徒さんたちのお話に戻ります。
以前は演歌歌手には民謡出身の人が多くいて、
裏声っぽい裏声をあまり使わず、
高い音まで張りのある『地声』感の高い発声をする方が多くいたように思います。
でもやはりベースの動きは軽いんですね。
でなければあの細かい節回しはできません。
しかしこちらの生徒さんたちは、
そこを力でねじ伏せるように作ってたもんですから、
ある意味すごいっちゃすごいんですが(笑)、
のどに負担がかからないはずがなかったわけです。
まだ終わりません(笑)。④へ♪
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