【生徒さん改善例】トレーナー冥利な話。

Byイチハラカヨコ

記:2011年6月9日
※こちらの記事は、『声を傷めないためには』で例に挙げさせていただいた生徒さんの、
その後の経過です。

先日の記事で例にあげた、
高音がかすれて出なくなっちゃった、という方。

こちら、70代の女性です。

地声を張り上るように歌っていたら、
声が出なくなったとのことなので、

できるだけのどや声帯に負担がかからない、
軽~い歌い方ができるよう、
レッスンをやってきて、3回目。


発声練習を終えた後に、
ある演歌の曲を歌っていただきましたところ。


歌い終わった後、

「先生、声、出る!すごく楽です」

と、弾む声。


声が出なくなってから半年間、
本当に悩まれたようで、

体験の時も、
歌えなくなったことに落胆したご様子が、
はっきり見て取れるくらいでした。


歌った演歌なんですが、
前回のレッスンまでは一番高音が苦しそうだったので、
キーを下げたカラオケ音源を作ろうとしてたんですが。

出るようになっちゃったから、
必要なくなっちゃった♪


それはそれは嬉しそうで、
二人で小躍りして大喜びでした(笑)

こういう時、
トレーナー冥利に尽きる、と思います。


ボイトレで効果が上がるまでに、
どの程度時間がかかるかはその人次第で、
やってみないとわからないんですよね。

声帯の筋肉のつき方も関係してくるので、
なかなか速攻性は求められない場合が多いんですが…

でも時々、
こんな風にポン!とコツが飲み込めて、
あらできちゃった!みたいなこともあったりします。


この生徒さんの場合、
長年歌に親しんできて、
「歌えるときのイメージ」が頭の中にあることや、

とにかく歌が大好きで、
もう一度歌えるようになりたいというモチベーションが高いこと、
なども関係していると思われますが…

私も、ビックリした(笑)。
だって、わずか3回目よ?

70過ぎにして、この対応力の高さ。
お肌ツヤツヤしてるんっすよ。
やっぱり、歌はアンチエイジングよねぇ( ̄▽ ̄*)。
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