イチハラカヨコ

加齢による声への影響②~男性の方は要注意・声帯の萎縮

記:2011年7月9日


声帯の動きと声の関係

↑声が出るとき、のどの中で何が起こっているかがわかると、理解しやすいです。
時々振り返って読んでみてくださいね♪


今回は、『声帯の委縮』についてです。

これも、加齢とともに起きる可能性がある状態のひとつ。
文字通り、声帯が張りを保てず縮んでしまう状態です。

声帯は筋肉で支えられているとくどいくらい書いていますが、
その筋肉が衰えることが原因のひとつだと考えられています。

※実際のところ、この萎縮のメカニズムは完全には解明されていません。
筋肉が痩せることに加え、
粘膜と声帯筋の間のコラーゲン質?が減ってしまうため、という説や、
血行不良、などなど…
いずれにせよ、複合的な原因がからんで起こるようです。



では、委縮が起きるとどうなるのか。

声帯が開きっぱなしになってしまいます。


↑上リンクの記事で、

芯のある通る声の時、左右の声帯は、
ピタッと閉じる…と書きました。
この『ピタッと閉じる』が、できなくなります。

声を出すとき息が漏れるので、
かすれ声になったり、
芯のない、力のない声になったります。


周りにいるおじいちゃんで、
そんな声でしゃべる人、
一人二人思い当たるんじゃないでしょうかね?

空気抜けたふわふわした感じの声で、
しかも妙に声が高い。

この『声が高い』のも理由がありまして、

高音域は声帯をタテに引き伸ばした状態で出すため、
その"伸ばす力"で声帯が合わさりやすくなるので、
委縮があってもまだ出しやすいんですね。

しかし、低い音を出す時はもともと声帯が短く緩むので、
すき間の空いた声帯を合わせるのが難しくなります。

つまり、低音域がかすれたり、
出しにくくなるのも、委縮の特徴です。

また、声を出すとき声帯のすき間から息が抜けてしまうため、
息を長続きさせることができなくなります。
また声帯に当たる息で乾燥も進みやすく、
負担がかかるのですぐに疲労してしまいます。


タイトルに、『男性要注意』と書きましたが。

これ、加齢によって男性の方に起こりやすいです。

(女性も委縮がないわけではないんですが、
別の理由からこういう特徴はあんまり出てきません。
これについては、また改めて。)


続きます♪
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