【生徒さん改善例】音痴って治りますか?
記:2012年2月2日
「音痴って治るんですか?」
…というお問い合わせをいただいて、体験レッスンに来た生徒さんのお話です。
このケースが全ての音痴で悩む方に当てはまるわけではありませんが、
ちょっと希望の持てるお話として、書いておきますね。
お仕事上のお付き合いでのカラオケで、
勧められても適当にお茶を濁して断り続けてきたそうです。
歌声を実際に聴かせていただくと、
・普段の話し声と同じような地声をかなり強く押し出してしまう。
・スケールで音を動かすと、音程がずれていってしまう。
音が上下させると、上がり幅・下がり幅が大き過ぎて正確な音に当たらない。
・そのまま高い音まで張り上げ、地声の限界のあたりではもう音程を動かせない。
・ただ、裏声は出すことができた。ただ、地声の高音限界のあたりまで音を下げようとしても、
下げられずに地声と裏声がつながらない。
…という感じでした。
さて、この方の場合。
何から手をつけていったかというと、
声を強く押し出してしまうクセの改善です。
この、話し声と変わらない強い地声。
これが、そもそも音程コントロールをしづらい声なんです。
声帯というのは、声を強く強く出そうとすると動きが不安定になります。
これが、歌うと音が取れない大きな要因のひとつ。
つまり、
コントロールできないために、
見えない喉の中をどのようにすればその音程になるのかが、
わからない。
そこでまず、音量を落として力まずに声を出すようにしていきました。
最初のうちは音量を落とすのも難しかったんですが、
少しずつ力みが取れてきました。
そして幸いこの方は裏声は出せたので、
地声で引っ張り上げ、苦しい声しか出なかったフォームを軽くするため、
裏声の出し方に慣れてもらい、
音程ををだんだん下ろしてくる、ということをやりました。
すると、初めは地声で音が届く高さのところでは全く裏にできなかったのが、
もう少し下の音域まで出せるようになってきました。
音程のコントロール力アップのメソッドを加えつつ、
歌やスケールの中で音を正確に出していくことを、地道に繰り返して行くと…
最初は音の上がり下がりで大きく外れていってしまった音程が、
完全にとはいかないまでも大外しすることなく、1曲を歌い切ることができました!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『音痴』の方の場合、
正確な音が出せないゆえに、
なかなかそこから先の経験値が上がっていきませんが、
声のフォームを整え、
今音が合ってます、合ってませんと客観的な判断がある中で音の当て方に慣れることで、
経験値は上がっていきます。
例えば楽器だって、正確に指などを使わなければ正確に演奏はできませんよね。
言ってみれば、その指づかいに慣れていくのと同じような事だと思います。
そして、重要な事。
この方は、『自分が音痴である』という自覚がありました。
自覚があるということは、
『音感はある』ということの証明なわけです。
ちなみに。
この生徒さんが上記のように改善するまでのレッスン回数は、
体験含めわずか3回です。
(ぶっちゃけ私もビックリしました(笑))
もう一度言いますが、
全ての方にこんな短期間での改善を保証するわけではありません。
ただ、コツさえつかめば劇的によくなる場合もあるという、
一つのケースとして受け止めていただければと思います(*^^)v♪
「音痴って治るんですか?」
…というお問い合わせをいただいて、体験レッスンに来た生徒さんのお話です。
このケースが全ての音痴で悩む方に当てはまるわけではありませんが、
ちょっと希望の持てるお話として、書いておきますね。
お仕事上のお付き合いでのカラオケで、
勧められても適当にお茶を濁して断り続けてきたそうです。
歌声を実際に聴かせていただくと、
・普段の話し声と同じような地声をかなり強く押し出してしまう。
・スケールで音を動かすと、音程がずれていってしまう。
音が上下させると、上がり幅・下がり幅が大き過ぎて正確な音に当たらない。
・そのまま高い音まで張り上げ、地声の限界のあたりではもう音程を動かせない。
・ただ、裏声は出すことができた。ただ、地声の高音限界のあたりまで音を下げようとしても、
下げられずに地声と裏声がつながらない。
…という感じでした。
さて、この方の場合。
何から手をつけていったかというと、
声を強く押し出してしまうクセの改善です。
この、話し声と変わらない強い地声。
これが、そもそも音程コントロールをしづらい声なんです。
声帯というのは、声を強く強く出そうとすると動きが不安定になります。
これが、歌うと音が取れない大きな要因のひとつ。
つまり、
コントロールできないために、
見えない喉の中をどのようにすればその音程になるのかが、
わからない。
そこでまず、音量を落として力まずに声を出すようにしていきました。
最初のうちは音量を落とすのも難しかったんですが、
少しずつ力みが取れてきました。
そして幸いこの方は裏声は出せたので、
地声で引っ張り上げ、苦しい声しか出なかったフォームを軽くするため、
裏声の出し方に慣れてもらい、
音程ををだんだん下ろしてくる、ということをやりました。
すると、初めは地声で音が届く高さのところでは全く裏にできなかったのが、
もう少し下の音域まで出せるようになってきました。
音程のコントロール力アップのメソッドを加えつつ、
歌やスケールの中で音を正確に出していくことを、地道に繰り返して行くと…
最初は音の上がり下がりで大きく外れていってしまった音程が、
完全にとはいかないまでも大外しすることなく、1曲を歌い切ることができました!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『音痴』の方の場合、
正確な音が出せないゆえに、
なかなかそこから先の経験値が上がっていきませんが、
声のフォームを整え、
今音が合ってます、合ってませんと客観的な判断がある中で音の当て方に慣れることで、
経験値は上がっていきます。
例えば楽器だって、正確に指などを使わなければ正確に演奏はできませんよね。
言ってみれば、その指づかいに慣れていくのと同じような事だと思います。
そして、重要な事。
この方は、『自分が音痴である』という自覚がありました。
自覚があるということは、
『音感はある』ということの証明なわけです。
ちなみに。
この生徒さんが上記のように改善するまでのレッスン回数は、
体験含めわずか3回です。
(ぶっちゃけ私もビックリしました(笑))
もう一度言いますが、
全ての方にこんな短期間での改善を保証するわけではありません。
ただ、コツさえつかめば劇的によくなる場合もあるという、
一つのケースとして受け止めていただければと思います(*^^)v♪
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