【重要】声帯の動きと声の関係について、知っておきましょう♪

Byイチハラカヨコ

記:2011年6月13日

こちらは、他の記事と連動して『声帯がどう動くと、どんな声が出るのか』ということをまとめたものです。
これがなんとなくわかっていると、今後のボイトレや声に関する記事が分かりやすくなると思います。



声帯というのは、左右2枚

咽頭の真ん中に、
前後に張るように、付いています。

表面は粘膜で覆われていますが、
奥の方は筋肉。
今までも『筋肉で支えられてる』とたくさん言ってきました。
そのものズバリなんだと思ってください。

ではみなさん。


やってみてください(笑)。


のどに手を当てながら。

声を出さず、『ハーーー』と、息を吐いてみましょう。


できましたか?


では今度は、声を出して『あーーー』と言ってみます。

せーのっ!『あーーー』

はい。
息だけのときは振動しませんが、
声の時は手に振動が伝わってきましたね?

息だけの時は声帯が開いていて、
どこも振動しませんが。


声を出すとき。

左右の声帯は、

閉じて合わさり。

振動して。


音になります。


では次です。


5メートル先にいる人に「こんにちは~」とあいさつする感じの声で、

『あーーー』と言ってみます。

さん、はいっ!『あーーー』


今度は。

すぐとなりの人と、ヒソヒソ話しをするような声で、

『あーーー』と言ってみましょう。
(完全に息だけの音にならないように、注意してください。)

せーのっ!『あーーー』


はい。
多くの方は、

「こんにちは~」な感じのときは、
芯のある感じで通る声、

ヒソヒソの時は、
息のもれた、かすれた感じの声になったと思います。


この、芯のある通る声の時、左右の声帯は、

ピタッと閉じている。

息もれ、かすれ声のときは、

すき間が開いている。

という違いがあります。


※この変化、
うまくできない方もいらっしゃるんじゃないかと思います。

声帯を開閉する筋肉が衰えていたり、
その他声帯そのものに何らかのトラブルがある場合もありますので、
ちょっと注意が必要かも知れません。


最後に、音の高低との関係を書いておきましょう。

低音を出すときの声帯は、

短く緩んでいる。

高音を出すときは、

前後に長く引き伸ばされる。


音が出るしくみが違うので単純比較はできませんが、

ギターの絃も張って絞れば高い音になりますし、
逆に緩めれば低い音が出ますよね。
それと同じ感覚だと思えば、分かりやすいです♪


ちょっとざっくりですが、
声帯と声の関係はこんな感じ。


これを踏まえて、他の記事も読んでみてくださいね(^^)v
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