低い声ばかり出していると、高い声が出しにくくなる?

Byイチハラカヨコ

こんにちは!

一昨日、コメント欄にて質問をいただきました。
(ユキさん、ありがとうございます)

複数の記事に渡っていましたので、
内容からお題を頂戴しまして(笑)、
1本の記事にいたしました。

では♪タイトルのお話にいってみましょう。


『低い声ばかり出していると、高い声が出しにくくなるんでしょうか?』

ご質問下さった方は高い声を出すのが苦手だとのことで、この疑問を持たれたようです。


うーん。
これ、半分Yesで、半分No、みたいな感じです。


過去記事にもクドいくらい書いていますが、
声を出す器官は、筋肉で動きます。

これ、他の身体のしくみに置き換えて考えると解りやすいんですが、

筋肉は『普段の身体の使い方』なりに付いていきます。

普段当たり前にやっている動きは特別力も要らず、普通にできます。
ところが。

いつもはやらない動作をしたり、急な動きをしたりするとうまく動けなかったり、身体を支え切れなかったりしますね。


声にも、同じようなことが言えます。
『声の使い方』なりに、支えの筋肉が整っていきます。

だから普段使う音域は意識しなくても自然に声が動かせても、
そうでない音に飛ぶと、声がよれたり、音がキープできなかったり…
ということがおこるわけですね。

だから『低い声ばかり出していると高音が出にくくなる』のはある意味本当なんですが、

それは『低い声ばかり出している』ことに問題があるというよりも、
苦手ゆえに『高い音を出す機会が少ない』ことの方に原因があるわけです。

これは歌に限ったことではないですが、
苦手なことはこの悪循環に陥りがちです。

苦手→だからあまりやらない→さらにやりづらくなる→ますます苦手になる という…。


とくに声の場合、どこで何がどのように動いているか見えないため、
苦手や引っ掛かりがあったときに、自力だけで解決するのはとても難しいです。

(みんな自力で解決できたらボイストレーナーはいらないっすね(笑))


長くなりましたので次の記事で、
高音が苦手な人へのお話を書こうと思います。
しばらくお待ち下さい(^^)。
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