【改訂版】録音のススメ!②
私自身、録音しての歌チェックは欠かせないんですよ~、
…という話を生徒さんにすると、
「えっ!先生もやるんですか!?」
…と、驚かれることが時々あります^^;。
ええ、そうなんですよ。
①に書いたとおり、私も最初は自分の歌聴いて頭抱える有様でしたので(笑)、もうひたすら録音してチェックして改善して・・・を積み重ねての今なんです。
私はもともと高音域をかなり力押しで出す癖がありまして、
やはりその癖があるン十年があって、
それをここ何年かで一気に直しましたので、
年月アドバンテージで油断するとつい以前の癖が出てきちゃいます。
(ただ最近は、歌いながら「あ、今強く行き過ぎた」という自覚が持てるようになりましたが、ここまでの道のりは長かったです^^;)
☆★☆★☆
録音したものを聴いて、
最初はきっと。
「自分はこーいうつもりで歌ってたのに、
全然その通りになってない!」
…と、感じると思います。
サビで盛り上げて歌ってるつもりなのに、
全然盛り上がってなくてのっぺりしてる。
歌ってる時は気づかなかったけど、
声が不安定でぶれてる。
思わぬところで、ピッチが落ちてる。
何か、歌い方にクセがある。
などなど。
いかに自分の主観がいいかげんで、
実際に出ている声とズレているかってことを、
思い知らされます。
それほど、骨伝導マジックは強力です。
そして、
自分ではカッコいいと思ってやってることに限って、
やらかしている(爆)。
↑これ、最大の凹みポイントです。
ショック以上に、もう恥ずかしくて穴があったら入りたくなること請け合いです(笑)。
最初のうちは、このイタイ録音物をどーしてくれたもんか途方に暮れるんですが、
それでも録って、聴いて、録って、聴いて…を繰り返すうちに、
人間えらいもんで、
慣れます。(笑)
そうすると、だんだん一歩引いた客観的な目で見られるようになってきます。
そこからは、「ここがおかしい」と思ったところを歌いなおしてみたり、
試行錯誤しているうちに、だんだん主観とのズレが小さくなり、
徐々にですが、『自分が意図した歌』と『実際に歌っている歌』が近づいていきます。
最初のうちは、サビだけとか、Aメロだけとか、
短めに区切ってやるのがお勧めです。
長いサイズで録音して、どこをどのように歌ったのかあまり正確には記憶するのは難しいもので、
ただそこが記憶に残らないとなかなか修正につながりません。
「こんな感じで歌った」→「聴いてみたらこうだった」が解る程度に短く。
(きっと、その方がショックも少なくて済むよ・・・(; ̄∀ ̄))
慣れてきたら、ワンコーラス→フルコーラスと、
長めにチャレンジしていくといいでしょう♪
★☆★☆★
ボイスレコーダー、ひとつ持っておくと便利です。
スマホもそこそこにいい音を出してくれますので、
無料アプリなどを利用しても十分いけます。
ただ、高音をよく拾ってくれるもの、全体の音域が均一なレベルに入るものなど、機器により特徴がありますので、
可能であれば、複数の機器で同時録りして比べてみるといいかも知れません。
ボイレコの場合は設定変更できるものがほとんどだと思いますので、
できるだけクリアに声が入るように設定するとよろしいです。
(音質が悪いと必要以上に下手に聞こえてしまいますので)
精神的にはちょっとしんどい作業かも知れませんが、
効果は高いので、レベルアップを望む方はチャレンジしてみてください♪
ただ…始めるのはどうか気持ちが健康な時に(笑)。
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